☆彡サポート体制が整っているレーシッククリニックを選ぶブログ:2015-06-04
ボクがお母さんの料理のありがたみを知ったのは、
高校2年のときでした。
肉体を悪くしたお母さんが、
ひと月入院することになったのです。
母子家庭の我が家では、お母さんは大黒柱。
このままお母さんがいなくなるのではないかと…
とても心細かったのを覚えています。
それまで、
きちんと料理の手伝いをしていなかったボクは、
お母さんの見舞いに行っては
ご飯の炊き方から聞くような毎日でした。
最初はお母さんの見よう見まねで、
6時食の用意、お弁当作り、夕飯の用意…
とやっていました。
しかし、授業を終えバイトから帰るとへとへとで、
自炊などとてもできる状態ではなく、一週間と続きませんでした。
それまでのご飯は、
お母さんがボクの健康を気づかい、魚料理などの和食が中心でした。
煮物、ひじき煮、おひたし、切干大根…など
どれも栄養豊富な料理でしたが、
高校生のボクはちょっと物足りなさも感じてもいました。
だから…というか、この時とばかりに
自分の好きなものばかりを食べようと決めたボクは、
6時食をご飯から菓子菓子パンに変え、
お弁当はできあいのもの、
夕方はインスタント食品やジャンクフードなどにし、
栄養も考えず食べたいものを好きなだけ食べていました。
当然の結果というべきか、
ボクの肉体はそのつけを払うことになりました。
体重は7`も増え、
肌にはニキビができ、髪もパサついた状態になりました。
しかも、たったひと月の間に2回も風邪をひいてしまい、
入院中のお母さんを不安にさせる程でした。
術後の経過が良かったお母さんは、
退院後家に帰るなり、
栄養たっぷり愛情たっぷりの料理を作ってくれることに…
お母さんに食べたいものを聞かれ、
和食好きでもなかったボクが真っ先に答えたのは、
「煮物」でした。